コーヒーの苦味を抑える方法とは

いつも飲んでいるコーヒーなのに、なぜか苦いと感じる日もあるでしょう。せっかくならば自分好みに美味しく飲みたいと思うものです。このページではコーヒーの苦味について解説します。苦味を抑えるための淹れ方についても紹介しているので、是非チェックしてください。

コーヒーが苦いと感じるのはなぜ？

豆の種類・品質、焙煎度合いや抽出方法のプロセスなど、苦みの要因は様々。それぞれの要素が重なり合って「苦味」として認識されます。

• コーヒー豆の種類・品質
  一口にコーヒー豆と言っても多くの種類があります。また生産している国や地域も様々。コーヒーは豆の種類や生産地の違いによって固有の味わいや苦みを持ちます。高い品質のコーヒー豆ほどマイルドな苦味です。
• 焙煎の度合い
  同じコーヒー豆であったとしても、焙煎度合いによって苦味が変わっていきます。深煎りにするほど苦味を感じ、浅煎りほど酸味が出ます。そのため豆の種類だけでなく、焙煎方法も好みに合わせてチェックしてください。
• 抽出方法
  圧力をかけながら抽出すると、苦みが出やすくなります。その例がフレンチプレス・エスプレッソです。抽出時間が長いほど苦いコーヒーに仕上がります。
• 適切な分量・温度
  苦味は抽出するお湯の量・温度によっても左右されるもの。高い温度でコーヒーを淹れると、苦み成分が多く抽出されます。
• 味覚
  人によって味覚が異なるため、同じコーヒーでも苦味の感じ方は様々です。また味覚は体調や季節の変化によっても変化すると言われています。

コーヒーにおける苦味の種類

なぜコーヒーを飲むと苦味を感じるのでしょうか。苦味の種類について紹介します。

コーヒー豆本来の苦味成分

カフェインやクロロゲン酸などの成分が含まれており、その成分が苦味として感じると言われています。コーヒー豆は植物なので、生豆の状態では青臭さ・渋さを感じます。コーヒーの種類・産地によっても含まれている成分量は異なり、細かく言えば豆の一粒ごとに苦味も違ってきます。

焦げによる苦味

乾燥させた生豆に火を通すことで、見慣れた茶色いコーヒー豆になります。 火加減によって焦げて苦味成分になることも。焦げてしまうと豆の苦味が強くなるだけでなく、酸味・フレーバーが弱まります。

コーヒーの苦味を抑える方法

苦味が苦手で、大人になってもコーヒーを飲めない人もいるでしょう。眠気覚ましにしている人も多くいます。しかし淹れる際のポイントを押さえておくことで、コーヒーの味わいを自分好みに寄せることができるのです。ここでは苦味を抑えるポイントを紹介します。

湯温を下げる

コーヒーは高い温度で淹れると苦み成分が抽出されやすくなるので、いつもより5℃下げるだけでも苦み成分の抽出量を減らせます。少し苦いだけなら、2～3℃ほど下げることで十分に飲みやすいコーヒーに。いつも飲んでいるコーヒーが苦いと感じるなら、まずはお湯の温度を少し下げてみてください。

温度を低くすると苦み・渋みの抽出を抑えられます。ただし低くしすぎると酸味・甘味の抽出も少なくなるので味気ないコーヒーに仕上がってしまう恐れも。自分好みのコーヒーを淹れるためには、温度を微調整する必要があります。

挽き目を荒くする

コーヒー豆はミルを用いて粉末状にします。挽き方によってコーヒー豆の味わいが変化するので、自分にちょうど良い挽き具合いを見つけることがおすすめです。コーヒー豆を細かく挽くと、コーヒーに含まれる成分が抽出しやすくなるので苦味も増すもの。そのため苦味を強くしたいなら細かく挽き、苦味を抑えたいなら粗く挽いたほうが良いでしょう。

抽出時間を短くする

抽出する時間を長くすれば苦味・渋みが多く抽出されたコーヒーに仕上がります。お茶で例えると、お湯に茶葉を入れたままにした場合、放置した時間が長ければ長いほど苦味を感じるでしょう。それと同じ現象がコーヒーでも起こるため、時間かけて抽出すれば苦くなってしまうのです。そのため苦味を抑えたいなら、抽出時間を短く設定します。まずは15秒～30秒ほど短くし、それでも苦く感じれば更に短くしてください。美味しいコーヒーを淹れるためには、ストップウォッチを活用して時間を細かく管理するのもオススメです。

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