「オフィスグリコ」による福利厚生とは

オフィスグリコに代表される置き菓子サービスは、社員の「小腹が空いた」という日常的なニーズに応える新しい福利厚生として、多くの企業で導入が進んでいます。従来の社員食堂や自動販売機とは異なり、省スペースで手軽に始められる無人販売型のシステムは、24時間いつでも利用可能。残業時や早朝出社時など、コンビニが遠い・時間がないというシーンでも、オフィス内で素早く補給できる利便性が評価されています。働き方改革により長時間労働の是正が進む一方で、集中力の維持や気分転換のための「おやつタイム」の重要性が見直されており、職場環境の充実に欠かせない要素となりつつあります。

オフィスグリコとは

オフィスグリコは、オフィス内に設置された専用ボックスや冷蔵庫から、100円単位でお菓子や飲料を購入できる無人販売システムです。チョコレートやスナック菓子、グミ、せんべいといった定番商品から、カップラーメンやスープなどの軽食、コーヒーやお茶などの飲料まで、豊富なラインナップが特徴。支払いは現金を専用ボックスに入れるシンプルな方式から、最近では電子マネーやQRコード決済に対応したキャッシュレスタイプも登場しています。

最大の魅力は、企業側の管理負担が極めて少ない点です。専任スタッフが定期的に訪問し、商品の補充や賞味期限チェック、売上金の回収まですべて代行。企業は場所を提供するだけで、在庫管理や発注業務から解放されます。

参照元:江崎グリコ株式会社公式HP(https://www.glico.com/jp/officeglico/

オフィスグリコのメリット

社員満足度の向上

午後3時頃の集中力が途切れやすい時間帯や、残業で夕食までのつなぎが必要な時など、「ちょっとした空腹」を感じる瞬間は誰にでもあります。オフィスグリコがあれば、わざわざコンビニまで外出する必要がなく、5分の休憩時間でも手軽に利用可能。移動時間の削減は業務効率の向上に直結し、「小腹が空いてイライラする」というストレスからも解放されます。

商品ラインナップは定期的に入れ替わり、甘いものから塩味系、ヘルシー志向の商品まで幅広くカバー。社員一人ひとりの好みや気分に合わせて選べる楽しさも、日々のモチベーション維持に貢献します。

コミュニケーション活性化

置き菓子コーナーは、自然と人が集まる「ハブ」的な存在になります。商品を選びながらの何気ない会話や、「これ美味しいよ」といったおすすめの共有など、部署を超えた交流のきっかけが生まれやすい環境です。堅苦しい会議室とは違う、リラックスした雰囲気での情報交換は、組織の風通しを良くする効果も期待できます。

また、新商品が入った時の話題性や、季節限定商品への期待感など、職場に小さな楽しみを提供する役割も果たします。

管理の簡便性

オフィスグリコの運営は、提供企業側がほぼすべてを担当します。週1〜2回の定期訪問で商品補充と賞味期限管理を実施し、売上データも自動集計。企業の総務担当者は、設置場所の提供と簡単な利用ルールの周知程度で済むため、新たな業務負担はほとんど発生しません。

初期費用や月額利用料も原則無料で、実際に購入された商品代金のみが費用となるため、利用が少ない月でも無駄なコストは発生しません。

他の福利厚生サービスとの比較

vs 自動販売機

自動販売機は幅1m、奥行70cm程度のスペースと専用電源が必要ですが、オフィスグリコは卓上サイズのボックスと小型冷蔵庫で運用可能。設置場所の自由度が高く、執務エリアの一角や休憩スペースなど、利用しやすい場所を選べます。

商品面では、自動販売機が飲料中心なのに対し、オフィスグリコは菓子類や軽食が充実。価格も100円単位の手頃な設定で、気軽に利用しやすいのが特徴です。一方、自動販売機のような大量在庫や災害時の備蓄機能はないため、用途に応じた使い分けが重要です。

vs お茶コーナー

お茶コーナーは飲み物の提供に特化していますが、オフィスグリコは固形物を中心とした品揃え。「飲み物だけでは物足りない」「しっかりエネルギー補給したい」というニーズに応えます。

管理面では、お茶コーナーが日々の給水や清掃、茶葉の補充など細かな作業が必要なのに対し、オフィスグリコは外部委託で完結。両者を組み合わせることで、飲み物も食べ物も揃った充実した福利厚生環境を構築できます。

導入時の注意点

設置にあたっては、常温保存用のボックスと冷蔵商品用の小型冷蔵庫のスペース確保が必要です。目安として、6人掛けテーブルの半分程度のスペースがあれば十分運用可能。冷蔵庫用の電源(100V)も忘れずに準備しましょう。

支払い方法は、現金管理の手間を考慮してキャッシュレス決済の導入を検討する企業が増えています。ただし、システム導入費用や決済手数料が発生する場合もあるため、利用規模とのバランスを見極めることが大切です。

社内ルールとしては、利用時間帯の制限有無、ゴミの処理方法、商品リクエストの受付方法などを明文化しておくと、スムーズな運用につながります。

コスト構造

オフィスグリコの導入における最大の魅力は、初期費用が原則無料という点です。設置に必要な什器類は提供企業が用意し、月額基本料金も発生しません。企業が負担するのは、実際に購入された商品の代金のみ。

冷蔵庫の電気代は月額500〜1,000円程度が目安で、省エネタイプを選べばさらに抑えることが可能です。商品代金は福利厚生費として計上でき、一定の条件下では非課税扱いとなるケースもあるため、税理士や社労士に相談しながら適切な処理を行いましょう。

導入プロセス

  1. 問い合わせ・相談:まずは提供企業に連絡し、サービス内容や導入条件を確認
  2. 現地調査・設置場所確認:担当者が訪問し、最適な設置場所や必要スペースを確認
  3. 商品ラインナップの選定:社員の年齢層や嗜好を考慮し、初期商品を選定
  4. 契約締結:利用規約や支払い条件などを確認し、正式契約
  5. 設置・運用開始:什器の搬入・設置を行い、利用方法を社内に周知
  6. 定期的な補充・メンテナンス:週1〜2回の定期訪問で、常に新鮮な商品を維持

導入までの期間は、問い合わせから2〜3週間程度が一般的です。

まとめ

オフィスグリコは、手軽に始められて管理負担の少ない福利厚生として、多くの企業で評価されています。しかし、真に充実した職場環境を作るには、食べ物だけでなく飲み物の選択肢も重要です。

そこでおすすめしたいのが、オフィスコーヒーサービスとの組み合わせです。朝は香り高いコーヒーで1日をスタートし、午後の休憩時にはお菓子と一緒にカフェラテでリフレッシュ。このような「食」と「飲」が揃った環境は、社員の満足度を格段に向上させます。

働く人々の多様なニーズに応える職場づくりは、企業の競争力強化にも直結します。まずは気軽に始められるオフィスグリコから、福利厚生の充実に取り組んでみてはいかがでしょうか。

さらに、本格的なコーヒーで職場環境をグレードアップしたい方は、ぜひ当サイトでご紹介しているオフィスコーヒーサービスの無料試飲もお試しください。専門スタッフが、貴社に最適な提案をさせていただきます。

ここでは、一杯抽出型マシンを取り扱っており、無料で試飲体験ができるオフィスコーヒーメーカーの中から、味へのこだわり別におすすめ3社をご紹介します。

理想の一杯に出会える
おいしいオフィスコーヒーメーカー3選

ここでは、一杯抽出型マシンを取り扱っており、無料で試飲体験ができるオフィスコーヒーメーカーの中から、味へのこだわり別におすすめ3社をご紹介します。試飲することで、実際にそれぞれの味をぜひ体験してみてください。

若手社員が多い職場向け

「ダイオーズ」
ダイオーズ
画像引用元:ダイオーズ公式HP
https://www.daiohs.co.jp/lp/coffee_selection/
ラインナップのこだわり
  • 抹茶ラテ、ほうじ茶ラテ、チョコチーノやココアといった若手社員に人気のラインナップで、最大13種類のドリンクに対応。
メンテナンス
  • 4週間に1回ダイオーズスタッフが無料でメンテナンスや点検を実施

女性社員が多い職場向け

「ユニマットライフ」
ユニマットライフ
画像引用元:ユニマットライフ公式HP
https://www.unimat-life.co.jp/ocs/
ラインナップのこだわり
  • コーヒーだけでなく、最大7種類の紅茶や煎茶も1つで抽出可能なマシンを持ち、ノンカフェインドリンクなど女性が好むラインナップに対応。
メンテナンス
  • 1日1回のメンテナンスに対応(有償)

来客が多い職場向け

「エームサービス」
エームサービス
画像引用元:エームサービス公式HP
https://www.aimservices.co.jp/service/office-drink.html
ラインナップのこだわり
  • ポッド式・カプセル式専用のマシンで手軽にコーヒーを入れることができるため、急な来客があってもすぐにコーヒーを提供可能
メンテナンス
  • デイリーメンテナンスや定期メンテナンス、故障修理サポートあり(要問合せ)

※選定基準※
2023年10月31日時点のGoogleで「オフィスコーヒー」と検索して出てきた全20ページの中から、下記条件のもとコーヒーマシンを扱っている会社を選定
・全国に対応していると公式HPに記載されている
・無料の試飲サービスを体験できる

おいしさで選ぶ
オフィスコーヒーメーカー3選