コーヒーの1日の摂取量はどれくらい？何杯まで？

コーヒーを1日に何杯も飲みたくなる人もいるでしょう。しかしカフェインが含まれているため、飲みすぎには注意が必要です。このページでは、1日あたりのコーヒーの摂取量や飲みすぎのリスクなどを紹介するので参考にしてください。

コーヒーの摂取量の目安

コーヒーを飲むと集中力が高まるなどの効果も期待できますが、コーヒーの飲みすぎは良くないという話もよくあります。そもそもコーヒーはどの程度摂取しても問題ないのでしょうか？ここではコーヒーの摂取量の目安について紹介します。

1日のカフェイン摂取量の目安

日本の場合、1日のカフェイン摂取量の目安は設定されていません。ただ農林水産省によるとアメリカ・カナダでは400ミリグラムというガイドラインが設けられていると報告しています。そのため健康な成人であれば400ミリグラム以下に抑えておくほうが良いでしょう。もちろんカフェインはコーヒーだけでなく、エナジードリンクやウーロン茶、紅茶などにも含まれているので、コーヒー以外の飲み物も摂りすぎないように注意してください。

コーヒーは1日4～5杯まで

150ccのコーヒーを5杯飲むと考えれば、カフェインは約300～450ミリグラム含まれています。そのためカフェイン摂取量を400ミリグラムとすれば、5杯までに抑えたほうが良いでしょう。また人によっては5杯以内でも体の調子が悪いと感じることもあるので、自分の体調に合った量を摂るようにしてください。

コーヒーを飲み過ぎるとどうなる？

人によっては5杯以上飲みたいと思っている場合もあります。もし6杯以上飲んでしまうと、カフェインが血圧に影響を及ぼす恐れもあり、イライラする・吐き気が起こるなどの症状を呈しやすくなるでしょう。もちろん必ずしも全ての人に症状が起きるわけではなく、何も感じないケースがほとんどです。

ただカフェインによって胃酸の分泌が増えてしまい、胃痛を起こす・胸やけがする・吐き気などの症状も出やすくなります。またカフェインには利尿作用もあり、頻尿になる恐れもあるでしょう。体内の水分量が少なくなれば、脱水状態になる可能性があるので注意してください。

カフェインの摂りすぎは健康だけでなく、美容にもマイナスの影響があります。できる限り5杯までに留めるようにしましょう。集中力アップやリフレッシュなどのコーヒーの効果を上手く取り入れるためにも、過剰摂取だけは控えることが大切です。どんなに症状がないとしても1日5杯までを心掛けてください。

適度なコーヒーの摂取でメリットを得よう

適度にコーヒーを摂取することによって、体の中の老廃物の排出を促す・自律神経の働きを高めるなどの効果が期待できます。またコーヒーの香り・成分にはリラックス効果もあり、疲れた時にコーヒーを摂取することでリフレッシュできるでしょう。

またコーヒーにはカフェインだけでなく、それ以上に豊富なポリフェノールが含まれています。そのため糖尿病・動脈硬化・がんなどの予防にも役立つといった研究結果も数多く報告されているのです。

適切な摂取量のコーヒーは心身ともに大きなメリットがある飲み物ですが、過剰な摂取には注意しなければなりません。オフィスコーヒーを導入する場合にも1日何杯までと健康面に配慮して制限を設けるようにしましょう。飲みすぎを防ぐことによって、コーヒーのメリットを最大限活用でき、コーヒーを思いっきり楽しめるようになります。